Q. ギリシャはなぜデフォルトしたのか?
A. 「ユーロ」という自分では刷れない通貨で借金していたから。財政悪化が発覚した瞬間、外国人投資家が一斉に売り逃げ、金利が急騰して借り換えすらできなくなった。
ギリシャ危機(2010年)の経緯
なぜ日本のように「刷って返す」ができなかったのか
ギリシャの国債はユーロ建て。ユーロはECB(欧州中央銀行)が発行しており、ギリシャ単独では刷れない。
日本は円建てで、日銀が円を発行できる。技術的には「日銀が国債を買い取る=事実上の通貨発行」で返済できる。インフレや円安のリスクはあるが、少なくとも「お金がないから返せない」という事態にはなりにくい。
ギリシャにはこの「最後の手段」がなかった。自分でお金を刷れない国が、外国人投資家に見捨てられると、なす術がない。
日本とギリシャの決定的な違い
ギリシャ
ユーロ建て(自分で刷れない)/国債の大半を外国人が保有/対外純債務国
日本
円建て(日銀が発行できる)/国債の約90%を国内が保有/世界最大の対外純債権国
この構造の違いが、同じ「借金大国」でも信用が大きく異なる理由だ。