お金の基本

Q. そもそも景気ってなんだ?

A. 経済活動全体の「温度」を示す言葉だ。GDPが増えて企業が儲かり雇用が増えている状態を「景気が良い」、逆を「景気が悪い」という。

景気とは、GDPの「変化の方向」だ

GDP(国内総生産)とは、その年に国内で生み出した付加価値の合計のこと。景気とはそのGDPが増えているか減っているかを指す言葉だ——「大きさ」ではなく「方向」だ。

景気が良いGDPが前より増えている(成長率がプラス)。企業の売上・利益が増え、雇用も増えている状態。
景気が悪いGDPが減っている(マイナス成長)。2四半期連続でマイナスになると「リセッション(景気後退)」と呼ぶ。

景気を測る主な指標

GDP成長率

経済全体の規模が前年比でどれだけ増えたか。最も代表的な景気指標。

日銀短観(たんかん)

日銀が3ヶ月ごとに企業に「景気は良いか悪いか」をアンケートする調査。これが測るのは景況感——実際の景気ではなく、企業が「どう感じているか」という主観だ。実態の景気と食い違うことがある。

有効求人倍率

「仕事の数 ÷ 仕事を探している人の数」。1倍を超えると求職者より求人の方が多い=雇用が活発。

実質賃金指数

物価の上昇分を差し引いた「本当の」賃金の変化。景気が良くても実質賃金が下がっていれば、生活の豊かさは別の話になる。

まとめ

景気はGDPという「経済全体の総量」の動きを指す。ニュースで「景気回復」と言われたとき、何の指標が、名目か実質かを確認すると、言葉の意味がより正確につかめる。