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Q. 国民負担率46.2%って、何に対しての数字?【2025年】

A. 「日本全体が稼いだ所得の合計(国民所得・約430兆円)」に対しての数字。GDPの663兆円ではなく、それより小さい分母を使っているため、比率は高めに出る。

分母は「日本全体が稼いだ所得の合計」

個人の給与だけではなく、法人の利益・財産所得(利子・配当)なども含めた、日本全体として稼いだ所得の合計が分母だ。これを「国民所得(NI)」と呼ぶ。

国民所得(約430兆円)の内訳イメージ

雇用者報酬(給与・賞与など)最大の割合
企業所得(法人の利益)含む
財産所得(利子・配当・賃料)含む

なぜGDP(663兆円)ではないのか

GDPには「稼いだ所得」とは言えない要素が含まれている。それを除いたのが国民所得だ。

GDP約663兆円
− 固定資本減耗(設備・建物の劣化分)約130兆円
− 間接税(消費税など)+ 補助金調整約100兆円
≈ 国民所得(NI)約430兆円

固定資本減耗は「新たに生み出した価値」ではなく、消耗した分の補填。間接税は消費者が払うが所得にはならない。これらを除くと、純粋に「稼いだ所得」が残る。

46.2%の内訳

(税負担+社会保険料)÷ 国民所得

46.2%

内訳

租税負担率(国税+地方税)約28%
社会保険料負担率約18%
合計(国民負担率)46.2%

社会保険料には個人負担分だけでなく会社負担分(約半分)も含まれているため、給与明細で見える天引き額より実際の負担は大きい。

「潜在的国民負担率」という数字もある

財政赤字(国債発行)は「今は払っていないが将来世代が払う負担」と見なし、国民負担率に加えたのが潜在的国民負担率(約56%)。現役世代が感じる体感とのギャップを説明する概念。