Q. 国債って10年物しかないの?「長期金利」って何年物の話?【2024年】
A. 10年物だけではない。3ヶ月の超短期から40年の超長期まで複数の年限が存在する。財務省は毎月、これらを組み合わせて発行している。「長期金利」という言葉が指すのは、そのうちの10年物の利回りだ。
国債の年限一覧
「長期金利 = 10年物」と呼ばれる理由
10年物国債は発行残高・流通量ともに最大で、市場参加者が最も注目する指標だ。住宅ローン金利・企業の借入コスト・株式の割引率など、あらゆる金利の「基準」として機能している。
報道で「長期金利が2.8%に上昇」というとき、それは新発10年国債の流通利回りを指している。
補正予算の赤字国債は何年物?
特に「補正予算は○年物」という決まりはない。財務省が以下を考慮して年限を決める。
・市場の需要(投資家がどの年限を買いたがっているか)
・調達コスト(短期の方が金利は低いが、借り換えリスクがある)
・既存の発行残高とのバランス(特定年限に集中しないよう分散)
実務上は10年物が中心で、緊急の短期資金需要には政府短期証券(3〜6ヶ月)を使うことも多い。
短期・長期・超長期で金利はどう違うか
通常は年限が長いほど金利が高い(順イールド)。長期間お金を貸すほど不確実性が増すため、投資家はより高い利回りを要求する。
通常の金利カーブのイメージ(2024年頃)
2024〜2026年にかけて長期・超長期金利が急上昇しているのは、財政不安・補正予算による国債増発懸念が主因とされている。